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クリスチャンの声 丸川顕子さんより 『 教会に通うことの意味 』

キリスト教では毎週日曜日に礼拝が行われ、毎週礼拝に出ることが求められています。平日の間、仕事や学校や家事のために忙しく過ごしている私たちにとって、日曜日まで教会に通うというのは、すごく努力が必要なことのように思われます。それにもかかわらず、毎週日曜日に教会に通うことにどのような意味があるのでしょうか。

教会に通うことの意味

最近、新しく始めた仕事が非常に多忙になり、私は月に一度も教会に通えなくなりました。

礼拝に通えなくなったと言っても、仕事が礼拝の時間に物理的に重なったというのではなく、平日の仕事の積み残しや、週明けが期限の仕事などを週末にしなければならないというだけでした。もっと頑張って時間をやりくりしさえすれば、礼拝に通えたかもしれません。しかし、仕事を始めたばかりで、平日の間、「こうしなければならない、ああでないといけない、もっと努力しなければならない。」という思いで追い立てられるように過ごしていた私は、週末までも努力して教会に通うことから逃げていました。

そのような中でも

そのような中でも、仕事がなく比較的時間があるときに、私は教会に行きました。普段教会に通えていないという後ろめたさを引きずりながら。しかし、そのような私を迎えてくれたのは、温かい教会員の方々でした。笑顔で「お久しぶりね。」「お仕事忙しいの。無理しないでね。」「またいらしてね。」とたくさんの方が声をかけて下さいました。礼拝に通わなければならないという思いゆえに、後ろめたい気持ちを抱えていた私はなんだか肩の力が抜けるような気持ちがしました。

また、牧師先生も私に話しかけて下さいました。牧師先生は「仕事に慣れるまでは無理をしなくていいよ。来られるときに来てくれたらいいから。待っていますよ。」と優しくおっしゃいました。仕事を始めてからというもの、日々張りつめた気分でいた私は、牧師先生のこの言葉を聞いて、「無理をしなくていいのだ。頑張らなくても、私を待っていてくれる人がいるのだ。」と思い、涙が出そうなほど嬉しかったです。

日々の礼拝で、「神様はありのままの私たちを受け入れ、愛し、共にいて下さる。」と教わります。久しぶりに教会へ行き、教会員の方々や牧師先生と接して、私はこのことを改めて感じました。「いい仕事をしなければならない。」「よき妻(夫)でなければならない。」「勉強をして良い成績をとらなければならない。」という思いから私たちを解放し、ありのままの自分を受け入れて下さる神様。そして、そのような神様の思いが実現している教会。忙しい中にあっても、教会に通うことの意味は、ありのままの自分を受けて入れて下さる存在があるということを実感し、そのことに感謝することにあるのだと思います。

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