クリスチャンの声 Ampeli さんより 『礼拝によって神に新しくされる自分』
私が洗礼を授かってから今年で10年になります。私が25歳の時のことでした。この10年の間、教会やキリスト教の集いとは全く関連のない職場や友人とのつながりで自分と同じように信仰を持つクリスチャンに偶然出会う機会が何度もありました。
私は英語教育関連の仕事をしているため、職場で出会う多くの方が海外生活を経験されています。そして、海外でキリスト教に出会いクリスチャンになられたという方は少なくありません。また自分自身海外での留学生活が長かったため、現地で知り合った日本人や諸外国の友人の多くがクリスチャンとしての生活を歩んでいます。
海外でクリスチャンになって帰国後
しかし、海外でクリスチャンになって帰国後、日本の教会に馴染めず、教会生活から離れてしまっている方に何人も出会いました。信仰を持っているにも関わらず、礼拝に出席することができず、他のクリスチャンの方とも交わりを持てず、次第に神様との関係も薄れてしまうという方は少なくないようです。
礼拝に通うことを困難に思った時期
それは帰国者だけとは限らないかもしれません。仕事や病気、家庭の事情で日曜日の礼拝に毎週通えない方もたくさんいるでしょう。私自身もこの10年の間に仕事による多忙のため、礼拝に通うことを困難に思った時期が数年ありました。それを思い起こすと、今現在毎週日曜日の朝に礼拝を守れる環境に置かれていることも神様からの大きな恵みであると感謝の気持ちでいっぱいです。
礼拝に通うことを困難に思った時期
クリスチャンとして神様から救いを受け、新たな人生を進み始めた方が信仰に躓きを感じてしまうのはなぜでしょうか？
それは教会という社会、組織、コミュニティーに馴染めないというのが一つの要因とも考えられます。
教会に友達がいない、疎外感を感じる、自分の苦手な人がいる、奉仕がつらい、または奉仕をしていないことから負い目を感じる、毎週通えないことから行きづらくなってしまう、いろいろなことが考えられるでしょう。クリスチャンの方であれば誰しも多かれ少なかれ似たような経験をされたことがおありかと思います。
誰も知り合いもいない教会に
また、誰も知り合いもいない教会に初めて足を一歩踏み入れるということは、ノン・クリスチャンの方だけでなく、クリスチャン歴の長い方でも勇気がいることです。
孤独を感じる中で、新たな人間関係を築き、教会に馴染めることができるのだろうか、と途方もない不安に駆られ、結局は教会に通うことを断念してしまう、という方は少なくないはずです。
それでなくても、日曜日に朝早く出かけて礼拝に出席するというのは、多忙を極める社会人にとっては生易しいことではないでしょう。
ジレンマや悩みは
クリスチャンとして信仰を保つ上で重要なことは、自分と神様との関係です。ですから、上記のようなジレンマや悩みは非常に人間的で信仰心が強ければ簡単に克服できることなのかもしれません。
しかし、少なくとも私は、人間的に弱いところがあり、小さな壁が大きな躓きとなって、神様に委ねることを忘れ、自分自身で裁きをしてしまうことが多々あります。
また自分の祈りがなかなか神様に聞き入れてもらえないと自分勝手な判断に陥り、罪深き自分に対し自己嫌悪に陥ることもあります。
礼拝における賛美と祈りと説教の力
しかし、この10年、私が神様から離れそうになっても、神様はいつもご自分の傍に引き戻して下さいました。日々の生活、聖書の御言葉、祈り、人との出会い、そういった事から神様のお声を確かに聞くこともありますが、やはり神様との関係を最も直接的にそしてはっきりと確実に感じるのは、礼拝における賛美と祈りと説教に他なりません。
日曜日の朝に神様からのメッセージを聞くことによって、罪深き古い私がリセットされ、自分自身が新しくされ、待ち受ける困難や災いに対する不安を一掃して、新しい一週間を始めることができるのです。
毎週自分が新しくされる
神様によって毎週自分が新しくされる、この体験があるからこそ、いろいろな誘惑や悩みや困難を乗り越えてでも、日曜の礼拝に出席したい、と私は思うのかもしれません。
一度救いを受け信仰生活を始めたけれども教会には通っていない方へ
まだ神様の御言葉を知らないノン・クリスチャンの方に教会に足を運んでいただきたいともちろん思いますが、一度救いを受け信仰生活を始めたけれども教会には通っていない、でも神様のことを信じている、できればきちんと信仰生活を確固たるものにしたい、というクリスチャンの方に弓町本郷教会を私は強くお薦めしたいと思います。
弓町本郷教会
弓町本郷教会はとても大きな教会です。毎週の主日礼拝は100名以上の方が出席されています。毎週のように数名の方が初めて教会に訪れています。初めて教会を訪れると自己紹介されるのが嫌だという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、こちらの教会では自己紹介もご本人の意思に任されており辞退される方もいらっしゃいます。
小さな教会のように他の教会員の方の目を気にせずに礼拝を純粋に捧げることができる一方で、牧師先生や教会員の方も快く迎えてくださり、とても温かい気持ちになります。
また、主日礼拝の他にも夕礼拝が設けられていますので、時間的に朝出席することが難しい方にも門戸が開かれています。また月１回夕礼拝としてべスパーサービス（夕べの黙想）という生演奏のある礼拝があります。
様々な楽器や歌で奉仕がなされており、クリスチャンでない方でも気軽に出席できます。ノン・クリスチャンのお友達を誘って、美しい音楽に耳をかたむけ、心静かに礼拝を守るひとときを体験していただき、キリスト教に触れてもらう機会にもなるでしょう。
転入会を控えて牧師先生にお話しいただいたことでとても印象に残っている言葉は
私は、ここ数年自分が地に足をつけて根を下ろすことのできる教会に導かれることを祈ってきました。そしてほんの数回弓町本郷教会の礼拝に出席しただけで、こちらの教会に転入会させていただくことになりました。
転入会を控えて牧師先生にお話しいただいたことでとても印象に残っている言葉があります。「まず一人でも二人でもいいですから、教会でお友達を作ってください。
同年代でも違う年代の方でもかまいません。こちらの教会では奉仕はできる方が喜んで率先してやっています。無理にやることはないですよ。ご自分ができる時がきたらご自分のできる範囲でやっていただければいいですから。」
礼拝を守り、交わりを大切にし、義務感を感じてではなく、神様の恵みのもとに喜んで奉仕をする。こういった純粋な信仰生活を実現できる教会が弓町本郷教会です。
