信仰告白

高柳輝子さんより

私は東京の下町の内科の開業医のもとに産まれました。

父は地域密着型の医者で自宅で開業しておりました。

自宅の2Fに19床の小さな入院施設を併設する診療所を経営しておりました。

当時は介護保険もなく老人保健施設もほとんどありませんでした。

下町の小さな診療所は老人ホームと化し19人の病ある高齢者の方々が入院というよりはすんでおられました。

患者様の様態が悪くなるとどこからともなく宗教団体の方が病室に集まり祈りを挙げていました。

たいこをたたく団体の方もおられました。今の医療現場ではかんがえられないことです。

これが私が宗教と出会ったはじめてのでき事です。

私が子供のころは男女雇用機会均等法もまだないころで父は私に一人でも生きていけるように手に技術をつけてほしい特に内科医になることを切望しておりましたが人の死と関係する職業は私には合わないと思い歯科医師になりました。

大学を卒業して勤務医をしていた時にたまたま担当をしていた患者さんと縁があり結婚いたしました。

主人は自営業をしていた人で 一年365日毎日の様に働いていました。いつも感謝の気持ちを忘れずに 何か良いことがあったら お陰様でと 何か悪いことがあったら身から出たサビだと思いなさいと申しておりました。

そんな働き者の主人でしたが6年前のある日 突然この世を去りました。心筋梗塞でした。

私は頭の中が真っ白になり心の整理整頓が使いないまま4年間もの月日が流れてしまいました。亡くなって5年目の昨年に引っ越をして新たな地でリセットしようと考えました。

たまたま本郷に小さな土地が見つかりました。本郷は中学 高校と通学していたところなので私にとって親しみのある地であり即決いたしました。

小さな土地に小さな家を建て昨年12月に豊島区の駒込より引っ越してまいりました。

今年主人の7回忌も終わり 今では主人はひとりの一生分を働いたので神様がもういいよと言って天に連れて行って下さったのだと思っています。

我が家にはミニチュアダクスフンドの愛犬グーちゃんがおります。グーちゃんはお散歩が大好きで特に大きなクスノキのある教会の前の道が大好きです。

引っ越をしてきて以来毎日グーちゃんとこの道をお散歩しているうちに素敵な教会があることにきずきました。

中に入ってみたいと思いましたが敷居が高くて入ることができず5か月間毎日教会の前を通っておりました。

今年の5月のある日曜日勇気を振り絞って教会の事務所のドアを開きました。

大沢牧師がまず礼拝に参加してみてくださいとおっしゃって下さり人生初めて教会の日曜礼拝に参加させていただきました。

説教に心を打たれ素敵なパイプオルガン 讃美歌の清らかさ 聖歌隊のうたの美しさ ベルクワイヤのクリスタルな音ねに感激し一人大号泣しておりました。

そんな大号泣の日曜礼拝が4週間つずきました。

ある日教会をあとにするときに足取り軽やかに心清らかになっている自分がいることにきずきました。

こんなに素晴らしい空間があるのならぜひこの弓町本郷教会の一員になりたいと思うようになり洗礼を受けることを希望いたしました。

月のように静かに見守って下さる弓町本郷教会が大好きです。

そして心広く優しい大沢牧師 石田牧師 星のように光り輝き品格のある教会員の方々をこころより尊敬いたしております。私も一員になれれば嬉しく思います。

心清く正しく美しく 感謝の気持ちを忘れずに 平和と幸福を望みどんな苦しみにも負けず主イエス・キリストとともに生きていきたいとおもいます。

Merryy Christmas

May you have a warm, joyful Christmas this year!